制作範囲
享和3年京都に創業した和菓子店、鶴屋吉信。
創業200年を超える老舗は、若年層の和菓子離れや新規顧客の獲得のため、和とモダンが融合した現代的な商品展開の新ブランド「IRODORI」を立ち上げました。
創業以来脈々と受け継がれてきた伝統を進化させる、ブランディングが必要とされました。
若い世代を中心に和菓子は「特別な時に食べるもの」というイメージが強く、日常的に楽しむ存在としてはまだ敷居が高いものでした。さらに、従来の販売スタイルやパッケージデザインでは、自由に選ぶ楽しさや自分らしい体験が得にくく、新しい顧客層との接点を広げることが難しいという課題もありました。
そこで私たちは、伝統的な最中をまるでマカロンのように彩り豊かに楽しめる「IROMONAKA」など、遊び心あふれる商品を開発し、選ぶ喜びや組み合わせる楽しさをデザインしました。
ロゴやパッケージには日本の伝統色を用い、進化する和菓子の姿を現代的に表現。
店舗デザインやユニフォーム、ショップツールに至るまで統一感を持たせ、セルフサービス方式を導入することで、お客様が自由に和菓子を選べる体験を実現しました。虎ノ門ヒルズ店ではドリンクのサブスクサービスを取り入れるなど、これまでにない新しい和菓子の楽しみ方を提案しています。
UCC上島珈琲 「YOINED」ブランディング
「松坂屋名古屋店」 キービジュアル開発・プロモーション
「Godiva Japan」 2018年 バレンタイン限定パッケージのデザイン
「ジェラートピケ」 PEANUTSの誕生75周年コラボレーション スペシャルウェブページ制作
スキンケアブランド「ADAN SILK」 ブランディング
オリーブオイルブランド 安芸の島の実（AKI no SHIMA no MI）」 ブランディング
星野リゾートが全国展開する温泉旅館「界」は、70歳以上の旅行頻度の減少という課題に対してニーズを詳しく調査し、旅を後押しする新サービスを企画。70歳以上限定の温泉旅館サブスクリプション型サービス「温泉めぐり 界の定期券」を、2022年4月に100組限定で発売。私たちはそのWebサイトやチケットなど各種ツールを手がけました。サービスは話題を呼び、約2か月で完売。優れた新製品・新サービスを表彰する「2022年 日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」「第21回サライ大賞、トラベル・レジャー部門賞」を受賞しました。
「緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街−Modern Urban Village−」をコンセプトに、2023年11月に誕生した麻布台ヒルズ。 新たなランドマークでのショッピングや食事に役立つWebコンテンツをデザインしました。
歯科大学として日本最古の伝統を誇る東京歯科大学。依頼内容は、大学の伝統的・都会的・質実剛健なイメージと一致した大学案内のデザインでした。 既存の広報アイテムを確認した私たちは、大学案内に限らずどのアイテムでも印象が一貫し、共通した認識を持ってもらうことが本当のゴールだと捉え、各種アイテムのデザインを通じて広報におけるビジュアルアイデンティティを構築しました。
