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アパレル業界の展示会・イベント出展ガイド|サンプル制作から開催準備まで徹底解説

アパレル業界の展示会・イベント出展ガイド|サンプル制作から開催準備まで徹底解説

2025.10.02

展示会がアパレル・ファッション業界で注目されている理由は、ブランドの認知を上げたり、新規顧客を獲得したりなどの効果が期待できるからです。

この記事では、アパレル展示会の基本情報やメリット、準備フローについて解説します。アパレル展示会で良い結果を出せるよう、得意とするビジネスパートナーの成功実例や探し方も紹介するので、ぜひチェックしてください。

目次

アパレル展示会とは何か?業界の基本を押さえる

最初に、アパレル展示会の基本について解説します。開催時期やサイクル、参加者の特徴について知りたい際にチェックしてください。

ファッション業界で開催される展示会の特徴

アパレル展示会とはワンシーズン先のファッションアイテムを展示して、参加者に直接伝えることを目的としたイベントです。なお、展示会は企業単独で行う「ブランド主催展示会」と、複数のアパレル企業が集まる「合同展示会」の2種類に分けられます。見た目だけでなく手触りや制作の想いなどを伝えたいアパレル企業にとって、アパレル展示会は一大イベントと言えるでしょう。

 

出展側の企業は商談・PR・買い付けなど、さまざまな理由でアパレル展示会に参加します。売上にも直結するため、企業はしっかりと準備したうえでアパレル展示会に参加する必要があるのです。

 

開催される時期とサイクル

一般的に、アパレル展示会は年に2回実施されます。開催される時期・サイクルは以下のとおりです。

 

  • 12月:春夏のファッションを展示

  • 8月:秋冬のファッションを展示

 

なお、原則として展示会はアパレル企業の本社ビルで開催されます。期間は3~7日くらいですが、目的や形式によって異なります。

 

どんな企業や人が参加しているのか?

アパレル展示会の参加者には、主に以下のような人たちが挙げられます。

 

  • ファッション業界の営業マン

  • メディア業界のPR部門

  • モデル・インスタグラマー

 

ただし、上記に当てはまれば誰でも参加できるわけではなく、原則として主催ブランドから招待された関係者のみが参加できます。ブランド主催展示会は参加者が限られている一方、合同展示会は申し込めば参加できるケースが多いため、比較的敷居が低いと言えるでしょう。

 

代表的なアパレル展示会とイベント事例

ここでは、代表的なアパレル展示会とイベント事例を紹介します。

PROJECT TOKYO

PROJECT TOKYOは、年2回東京で開催される国際的なアパレル展示会です。合同展示会で、テーマに沿った複数のファッションブランドが集まります。ファッションブランドだけでなく、アーティストや服飾学校なども集まる大規模なイベントです。

FaW TOKYO(ファッションワールド東京)

ファッションワールド東京は、900社が出展する日本最大のファッション展示会です。2025年は東京ビッグサイトで開催予定で、10種の専門エリアにわけて各社のブランドが展示されます。

 

トレンドのファッションだけでなくテクノロジーや健康にフォーカスしたブランドもあり、さまざまな観点で知識を得られるでしょう。入場は無料で、誰でも参加可能です。

 

出展する4つのメリットとその理由

アパレル展示会に出展すると、以下4つのメリットがあります。メリットとその理由について理解しましょう。

ブランド認知・商談機会を獲得できる

アパレル展示会にはメディアやファッション関係者が参加し、合同展示会であれば参加者も多いため、ブランド認知や商談機会を獲得しやすい点がメリットです。ファッショントレンドはすぐに変動するため、少しでも早く関係者に認知されて広めてもらうことが大切です。そのため、展示会で認知された後は、すぐに商談を進めましょう。

サンプルを使ってリアルな訴求ができる

アパレル展示会では実際に商品を展示できるため、参加者が展示物に触れる・着る・体感することで、カタログや画像では伝えきれない特徴を直に伝えられます。サンプルを使ってリアルな訴求をすることで、商品の良さが伝わり、契約に繋がりやすくなるでしょう。特に、肌ざわりや保温性など実体験でしかわからない商品を扱う場合、アパレル展示会はおすすめです。

業界トレンドを肌で感じられる

合同展示会はさまざまなジャンルの企業が出展しているため、他の企業のアピールポイントから業界トレンドをチェックできます。また、参加者が多く集まる企業からは、どのようなファッションが人気なのかもリサーチできるでしょう。業界トレンドを肌で感じて自社に取り入れたい場合、アパレル展示会は効果的です。

取引拡大と新規顧客開拓につながる

アパレル展示会にはバイヤーや経営者など、取引の決定権を持つ人が参加するケースが多いです。関係者に気に入られると新規顧客開拓や取引拡大のチャンスもあり、特に広告費やプロモーション費用に限りがある中小企業にとって展示会は効果的に売上をつくる手段と言えます。アパレル展示会では、できる限り多くの参加者と交流することが大切です。

出展前に考慮すべき3つの課題と注意点

アパレル展示会に出展する前には、以下の3点に注意しましょう。アパレル展示会における、主な課題を紹介します。

費用対効果が読みづらい

アパレル展示会は、費用対効果が読みづらいという課題があります。なお、アパレル展示会にかかる主な費用は以下のとおりです。

 

  • 出展料

  • 人件費

  • ブース設営費

  • サンプル品料

  • 運搬費

 

新規顧客獲得で費用を回収できる可能性はありますが、必ずしも取引先が見つかるとは限りません。出展費用が赤字になることも想定して、念入りに戦略を立てて準備する必要があります。

サンプル制作の手間とタイミング

展示会で使うサンプル品は、会場が決まったタイミングで準備し始めるケースが少なくありません。サンプル品は参加者が直接触ることから、ブランドのイメージを左右するものと言えます。そのため、限られた時間でも高品質なものを用意しなければなりません。会場が決まった後は短期間でデザイナーと連携し、期限内に制作できるかがアパレル展示会の課題です。

当日対応のオペレーション設計が重要

アパレル展示会は、当日のスムーズなオペレーション設計が重要です。アパレル展示会のオペレーションとして、主に以下を検討しましょう。

 

  • 会場とレイアウト

  • 受付やアテンドなどの人員配置

  • 空間演出・ディスプレイ

  • 参加者の対応記録

  • 受注管理

  • 参加者への後日連絡

 

参加者がゆっくりサンプルを見たり、担当者と商談ができたりするためには、会場やレイアウト選びは大切です。また、ブースに来た人をスムーズに案内するための人員についても考えておきましょう。

 

なお、当日商談に至る、あるいは後日対応になった場合などは、参加者の動きを管理して取引のチャンスを逃さないようにしてください。

展示会出展までのステップと準備フロー

アパレル展示会に出展するまでのステップと準備フローは、以下4つに分けられます。あらかじめ準備し、効果的なアパレル展示会にしましょう。

目的設定とKPIの明確化

最初に、アパレル展示会に参加する目的を明確にします。ただ大規模で有名な展示会に参加すればいいわけではなく、「特定の商品の認知度を上げたい」「新規取引を1件見つける」など、目的に見合ったイベントを探しましょう。なりたい姿や売上という点で、KPIを明確にすることが大切です。

サンプル制作と展示物の準備

目的や会場が決まったら、サンプル製作と展示物の準備を始めます。サンプルはデザイナーにイメージを共有して、都度指示どおりに仕上がっているかチェックしましょう。コンセプトやサイズ感、素材感などの見た目だけでなく、梱包や輸送方法といったオペレーション面も問題ないかを確認してください。

販促資料・接客ツールの作成

アパレル展示会が決まったら、以下の販促資料や接客ツールの作成に着手しましょう。

 

  • 招待状

  • パンフレット

  • 来場者へのプレゼント用ノベルティ

  • ブランド冊子

  • ラインシート

  • タブレット資料

  • 当日流すBGMの音源やイメージ映像


効果的な販促資料や接客ツールが整っていれば、後日資料を見た参加者から問い合わせが入る可能性に期待できます。自社ブランドの認知拡大や新規顧客獲得のためには、展示会以外でもアピールできる体制が大切です。

会場での演出・設営とリハーサル

本番を迎える前に参加者が移動しやすいか、照明や音響は適切か、通信環境が整っているかなど、当日を想定してリハーサルをしましょう。なお、ブースの設営開始日は2日前くらいが目安で、その際に問題がないか責任者を含めチェックしてください。

オンライン展示会の可能性と活用事例

アパレル展示会は、オンラインでの実施も可能です。ここでは、オンライン展示会の可能性と活用事例を紹介します。

どんな形で開催されている?

オンライン展示会は感染対策や遠方の顧客でも参加できる点から、アパレル業界で取り入れられているイベントで、WEB展示会やバーチャル展示会とも呼ばれています。


ユーザーがオンラインで商品やサービスを知れるほか、担当者とのチャットや商談が可能な点がメリットです。ただし、オンライン展示会はオフライン展示会の代わりではなく、あくまでも補完として活用しましょう。

コスト削減とリード獲得の両立

オフライン展示会は以下のコストをカットできるため、小規模ブランドでも出展しやすいです。

 

  • 出展費

  • 当日稼働する人件費

  • 出張費

  • サンプル・ノベルティ費用

  • 運搬費


準備のための時間や人員も不要なので、人手不足が気になる企業におすすめです。さらに、オンラインはアクセスした人のデータを管理しやすいことから、今後の集客や売上アップに活用できるというメリットもあります。

映像・サンプルのデジタル化活用例

オンライン展示会はリアル会場と比べて、「触る・着る・体感する」がしづらい傾向にあります。しかし、以下のデジタルツールを活用すれば効果的になるでしょう。

 

  • 動画コンテンツ

  • 360度画像

  • バーチャルフィッティング

  • WEBオーダー

 

なお、自社サイトがオフライン展示会の仕様になっていない場合は、オフラインアパレル展示会に強いビジネスパートナーへの依頼をおすすめします。

アパレル展示会を成功させるには?企業の工夫に学ぶ

実際にアパレル展示会を成功させた企業を9社紹介します。各社の工夫や強みを解説するので、参考にしてください。

株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社

株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社は、店舗・空間・販促物など幅広いデザインや制作を依頼できる企業です。「空間装飾」を依頼すれば、ゼロの空間から壁の色やウィンドウディスプレイまで細かくクリエイターが指定します。ファッションブランドはもちろん、インテリア業界など幅広い企業からの依頼実績があります。

 

会社名

株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社

サービス名

空間装飾

費用

要相談

おすすめポイント

・空間全体をクリエイターに一任できる

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FIGARO株式会社

FIGARO株式会社はアパレルだけでなく、飲食やサロンなどあらゆる業界の店舗内設計を得意とする企業です。参考にしたいイメージ図を提示すれば、そのイメージ図をもとにぴったりなブースを設計してくれます。東京ビックサイトのブース設営の実績があるので、一度サイトをチェックしてみてください。

 

会社名

FIGARO株式会社

サービス名

店舗内装設計

費用

要相談

おすすめポイント

イメージ図から展示会のイメージを作成できる

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株式会社リリリCreativeOffice

株式会社リリリCreativeOfficeは、クリエイティブ制作を得意とする企業です。なかでもビジュアルデザインが強みで、リアル会場のデザインに悩んでいる企業はぜひお問い合わせください。なお、LPや動画コンテンツ制作などオフラインのデザインも依頼できるので、サイトを改修したいときにもおすすめです。

 

会社名

株式会社リリリCreativeOffice

サービス名

空間デザイン

費用

要相談

おすすめポイント

リアル会場とオフライン展示会どちらも依頼できる

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株式会社アービックジャパン

株式会社アービックジャパンは「一人ひとりが経営者であれ」という信念のもと、スタッフ全員が営業からデザイン、施工管理までを担当できる企業です。今までの実績も豊富で、イベントや店舗などあらゆるジャンルの空間デザインを依頼できます。

 

会社名

株式会社アービックジャパン

サービス名

デザイン制作

費用

要相談

おすすめポイント

スタッフ全員が営業から設計までを一人で担当できる

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株式会社真ん中

株式会社真ん中は、オフラインの展示会ツール制作を得意とする企業です。ZOOMのバーチャル背景やオフラインのスターターキット配布などさまざまな手法により、直接会わずとも企業の魅力を伝える数多くのノウハウを有しています。

 

会社名

株式会社真ん中

サービス名

Program Starter Kit

費用

要相談

おすすめポイント

オフラインのツール作成に強い

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バランス株式会社

バランス株式会社はレストランや医療系など、あらゆるジャンルの店舗設計・デザイン業務に特化した企業です。丁寧なヒアリングを強みとしており、企業ブランドに沿ったデザインが期待できます。

 

会社名

バランス株式会社

サービス名

設計・デザイン業務

費用

要相談

おすすめポイント

ヒアリング重視

企業ブランドを反映したデザインが得意

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株式会社ワールドプラットフォームサービス

株式会社ワールドプラットフォームサービスは、店舗設計から販促ツールまで一括で依頼できる企業です。来場者が「わざわざ行きたくなる」空間を強みとしており、アパレル展示会にもおすすめです。季節や地域に適したデザインを依頼できるので、ファッションのトレンドに応じたデザインが期待できます。

 

会社名

株式会社ワールドプラットフォームサービス

サービス名

空間設計・店舗デザイン

費用

要相談

おすすめポイント

ジャンルだけでなくシーズンに応じたデザイン依頼も可能

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EMiU株式会社

EMiU株式会社はクリエイティブ制作とイベントサポートの、どちらも依頼できる企業です。アパレルに限らず植物や音楽イベントなど幅広いジャンルの空間デザインを依頼できるので、自社のイメージにぴったりな空間が期待できます。

 

会社名

EMiU株式会社

サービス名

デザイン制作、イベントプロデュース

費用

要相談

おすすめポイント

クリエイティブ・イベントサポートどちらも依頼できる

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株式会社Cation

株式会社Cationは、ブランディングを踏まえたイベント運営を依頼できる企業です。経営戦略からプロモーションまでを一貫して依頼できるので、どのような展示会に参加すればいいかわからないときも心配ありません。また、POPやキャンペーンなどプラスアルファの依頼にも対応しています。

 

会社名

株式会社Cation

サービス名

イベント運営

費用

要相談

おすすめポイント

経営戦略からプロモーションまで一貫して依頼できる

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FAQ|よくある質問

最後に、アパレル展示会のよくある質問についてまとめます。

サンプル品とはどのような役割を果たすの?

商品の肌ざわりや性能など、画像やカタログではわからないことを実際に体験する役割があります。参加者に体感してもらうことで魅力が伝わり、取引に繋がる可能性もあります。

展示会に出展するにはどうすれば良いですか?

該当の会場に申し込みましょう。そして、相手から返事があれば出展料を支払い、ブースの場所を決定します。

展示会の成果を出すために重要なことは?

出展の目的やKPIを明確にして、適切な会場を押さえます。サンプルや販促資料を用意し、リハーサルを実施しましょう。

地方ブランドでも出展する意味はありますか?

あります。都心で新しい取引先が見つかったり、認知度が上がったりするなどのメリットがあります。特に、広告費をかけられない中小企業は展示会の活用がおすすめです。

まとめ|展示会はブランド価値を高める絶好の機会

この記事では、アパレル展示会の基本情報やメリット、準備フローについて解説しました。アパレル展示会は自社の認知度アップ・取引先の獲得などさまざまなメリットがあります。目的を明確にし、戦略・準備を整えて参加しましょう。

 

また、リアル会場だけでなくオフライン展示会の活用により、コストや人員をカットできます。自社でどのようなアパレル展示会をすればいいかわからない場合は、信頼できるパートナーを見つけましょう。

発注先を探すなら Ready Crew(レディクル)へ

アパレル展示会を成功させたい場合は、ビジネスパートナーへ発注しましょう。アパレル展示会に強い発注先を探すなら「Ready Crew」がおすすめです。Ready Crewはコンシェルジュがアパレル展示会に強い企業を厳選するので、効率的にパートナーを見つけられます。

 

なお、仲介手数料がかからないのでコストの心配もありません。アパレル展示会のパートナー探しは、以下のボタンからお問い合わせください。

 

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