大阪の印刷会社おすすめ5選!費用相場や選び方のポイント・依頼前の注意点もご紹介
2024.08.08
大阪で印刷会社を探している方にとって、「品質は信頼できるか」「納期は守ってくれるか」「希望する加工や対応は可能か」といった不安は尽きません。チラシやパンフレット、名刺、冊子など印刷物の種類は多岐にわたるため、自社の目的や予算に合った会社を見極めることが重要です。
この記事では、数ある大阪の印刷会社の中から、高品質な印刷物の提供実績がある企業を5社厳選してご紹介します。各社の特徴、得意分野、対応可能な業務内容などを詳しく解説しており、「印刷会社をどこに依頼すべきか悩んでいる方」「地域密着型の業者に頼みたい方」「短納期・大量印刷に対応可能なパートナーを探している方」にとって役立つ内容となっています。
また、後半では印刷会社を選ぶ際のポイントや費用相場、依頼前に確認すべき準備項目も紹介しています。ぜひ最後までご覧いただき、自社にとって最適なパートナー選びにお役立てください。
株式会社総合印刷高永
株式会社総合印刷高永は、デジタル印刷やレーザー加工による企画開発と制作の対応が可能な印刷会社です。データ処理や印刷・発送までを一貫して実施できるため、全ての印刷工程をノンストップで任せたい方にはおすすめです。
また特徴として、オフセット輪転機などさまざまな機器を備えているため、オリジナルの印刷物への対応も柔軟に行ってもらえます。さらに会社の歴史が長く、大手企業との取引が多いため、実績も豊富な会社です。
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会社名
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株式会社総合印刷高永
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設立年度
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1966年
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対応領域
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パッケージシステム /カタログ/ 通販/ 配送 /大ロット印刷/ データ処理/ 事業案内 /プロモーション/ 会社案内/ パンフレット / 情報誌/ 折込チラシ制作/ 企画開発 /デジタル印刷 /レーザー加工など
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おすすめポイント
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・さまざまな印刷機器が備わっている
・歴史が長く印刷実績が豊富
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奥村印刷株式会社
奥村印刷株式会社は、特に医療・福祉・学校・製造の分野の印刷に強みがある会社です。企画・編集・デザイン・刷版・印刷まで一貫して対応が可能であることがポイントとして挙げられます。さらに、厚みのある紙の難しい印刷も可能なため、パンフレット制作などを考えている方にもおすすめの会社です。
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会社名
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奥村印刷株式会社
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設立年度
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1927年
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対応領域
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印刷会社/ 機関誌/ 医療 学校 企画/ 記念誌/ 印刷/ 書籍/ 福祉/ 製造/ 伝票帳票類/ デザイン パンフレット/ 雑誌/ カタログ /リーフレットなど
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おすすめポイント
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・医療や福祉、学校の印刷分野に強い
・特殊加工への対応が可能
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大枝印刷株式会社
大枝印刷株式会社は、主に大阪の中でも北大阪エリアを拠点とする会社です。少数精鋭で発注者のニーズを時間をかけて聞き取り、印刷への丁寧な対応をしてくださいます。さらに、印刷から発送・管理までの業務を一貫して任せることができるため、時間がない方にもおすすめの会社です。
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会社名
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大枝印刷株式会社
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設立年度
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1953年
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対応領域
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HP作成/ 印刷関連 /版下作成(レイアウト・組版)/ 印刷/ デザイン /システム開発/ 発送業務/ データベース管理/ オフセット印刷/ ポスター/ カタログ/ ビジネスフォーム/ 帳票 伝票/ バリュアブル印刷など
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おすすめポイント
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・北大阪エリアに強い
・印刷から管理まで一貫して仕事を任せることができる
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株式会社北星社
株式会社北星社は、企画からデザイン・印刷までをワンストップで対応が可能な会社です。一つひとつのもの作りを大切にしており、発注者の要望に合わせたオーダーメイドにより近い印刷を心掛けておられます。発注者のビジネスに関する課題に合わせ、相談することができる点が魅力の会社といえます。
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会社名
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株式会社北星社
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設立年度
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1955年
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対応領域
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リーフレット /新聞/ 動画編集/ 広告/ 360 紙媒体との連携/ 環境に優しい チラシ/ アクリルキーホルダー/ オフセット輪転印刷 /折込チラシ/ 社内報/ ホームページ/ ビジネスフォーム印刷 /ポスター/ プリモジェット /カタログ/ 撮影/ ネット印刷 /通信販売 /デザイン /オフセット枚葉印刷/ パンフレット/ デジタルカタログ/ PR誌/ デザイン制作/ オンデマンド印刷など
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おすすめポイント
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・デザインや印刷までをワンストップで対応可能
・オリジナリティーのある印刷の対応が可能
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株式会社エイトグローズ
株式会社エイトグローズは、パッケージ印刷やシステム開発に強みがある会社です。比較的新しい会社で、最新の技術を多く取り入れた印刷を得意としている点がおすすめです。また、市場分析なども一緒に考えて相談できるため、トータルコストなども視野に入れてサービスの提案を受けることができます。
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会社名
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株式会社エイトグローズ
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設立年度
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2018年
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対応領域
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コーポレートサイト /フィルムパッケージ/ 屋内サインデザイン/ アニメーション動画/ 食品プロモーション/ 講演会用動画 /屋外看板製作/ ギフトボックス/ 軟包装資材全般/ パッケージオンデマンド印刷/ 短納期印刷/パッケージ/ 法人案内パンフレット /インタビュー動画/ グラフィックデザイン/ アルミ素材を使用するパッケージ/ イラスト作成/ パッケージ小ロット印刷/ パンフレット/ アニメーションなど
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おすすめポイント
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・最新の技術を取り入れた印刷に対応できる
・市場分析まで一緒に考えられる
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印刷会社を選ぶ際には、単に「価格が安い」「近所にある」といった理由だけで判断するのは避けるべきです。印刷物は企業の販促活動やブランディングに直結する重要なツールであり、完成物のクオリティや納期はもちろん、打ち合わせのしやすさや提案力など、総合的な観点からパートナー企業を選ぶ必要があります。
ここでは、失敗しない印刷会社選びに役立つ5つの重要なチェックポイントを詳しく解説します。
印刷の品質をチェック|技術力が仕上がりを左右する
印刷物の仕上がりは、「印刷機の性能」「使用するインク・紙の種類」「刷版工程の精度」など複数の技術的要素によって左右されます。特に以下の3つは、印刷品質を大きく左右する要素です。
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インキの濃度調整:色ムラやにじみのない仕上がりに必要。
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ドットゲイン:実際の網点より印刷が濃く出る現象。データと仕上がりの差異を抑える調整力が必要。
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刷版カーブ補正:刷り上がりをデータに忠実に再現するための調整工程。
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給水量の管理:オフセット印刷では水と油のバランスが色の安定性に直結します。
これらの条件を安定的にコントロールできるかどうかは、印刷会社の技術力そのものです。見積もりを依頼する前に、過去の印刷サンプルや設備内容を確認し、どの程度の品質が出せるのかを見極めましょう。
実績や信頼性のある会社かどうかを調査する
創業年数が長く、取引先企業が多い印刷会社は、継続的に信頼されてきた証拠です。特に、医療・教育・官公庁など専門性の高い分野の印刷実績がある企業は、要件定義や対応力に優れたケースが多いです。
調べる際には以下の項目がポイントです。
また、提案力や対応スピードに関しても、企業姿勢としてサイトに現れることが多いため、掲載内容の丁寧さや問い合わせのしやすさも判断材料になります。
費用・納期の明確さと柔軟性をチェック
印刷費用や納期は、業者によって大きく異なるため、事前の見積もり比較が必須です。たとえば、同じ冊子印刷であっても、
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少部数対応が可能か
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校了から何営業日で納品可能か
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デザインデータを自社で用意するか依頼するか
によって、コストもスケジュールも変わります。
短納期を希望する場合や、打ち合わせを綿密に行いたい場合は、社内一貫体制(デザイン・印刷・発送)を持つ会社が適しているケースもあります。想定部数や納期を明示した上で、複数社に相見積もりを依頼し、条件を比較検討するのがベストです。
使用可能なインクや用紙の選択肢を確認する
印刷物の用途によっては、特別な紙質やインクが求められるケースもあります。たとえば、
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再生紙を使いたい(SDGs配慮)
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金・銀・蛍光などの特色インクを使いたい
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耐水性や耐光性に優れた素材が必要
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高級感を演出した厚紙に印刷したい
など、仕様に応じた選択が可能かは事前に確認しておくべきです。特に販促用パンフレットや展示会用冊子などは印象に直結するため、素材選定も非常に重要です。
印刷会社によっては、取り扱っていないインクや紙種もありますので、具体的なイメージがある場合は、希望の素材・印刷方式に対応できるか事前に確認しておきましょう。

印刷を外注する際、多くの方が気になるのが「費用相場はどれくらいかかるのか」という点です。印刷会社により料金体系はさまざまですが、基本的には印刷物の種類・サイズ・部数・加工内容・納期などの要素で金額が決まります。
この章では、印刷の種類ごとの相場感や、費用を左右する要素について詳しく解説します。
印刷費用の内訳と価格に影響する要素とは?
印刷費用を構成する主な要素は以下の通りです:
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印刷物の種類とサイズ(名刺・チラシ・冊子など)
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使用する紙の種類(厚紙・光沢紙・再生紙など)
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色数(モノクロ or フルカラー)
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印刷方式(オフセット印刷・オンデマンド印刷など)
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部数(100部~1万部以上など)
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加工オプション(折り加工・穴あけ・ミシン目など)
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納期(短納期の場合は割増になるケースあり)
これらの要素の組み合わせにより、同じ内容でも印刷会社によって数千円〜数万円単位で差が出ることがあります。特に少部数×高品質カラー印刷の場合は、オンデマンド印刷が適しており、大量印刷にはオフセット方式が選ばれる傾向にあります。
印刷物の種類別|費用の相場一覧(2024年7月時点)
| 印刷物の種類 |
費用の目安 |
詳細内容 |
| チラシ |
約1万~3万円(片面5,000部) |
用紙やカラー、用紙厚さによって変動。両面印刷の場合はさらにコストアップ。 |
| 名刺 |
約500~1,000円(100部単位) |
用紙の種類が限定されるため低価格帯。カラーや特殊加工で変動。 |
| 封筒宛名印刷 |
約5,000円(500部) |
ベースの封筒代+宛名印刷費。差出人印刷がある場合は別途費用。 |
| パンフレット |
約2.5万円~10万円(A4/両面カラー8P/100部) |
デザイン費用含む。ページ数・用紙の質・カラー比率で価格差が大きい。 |
| 冊子 |
約2万~3万円(A4/フルカラー/20P/100部) |
ページ数とカラー比率で大きく価格が変動。モノクロ+簡易製本ならさらに安価。 |
チラシ印刷
A4サイズのチラシ(片面カラー)の場合、5,000部印刷で1万~3万円程度が相場です。主に店舗のオープン告知、キャンペーン、イベント集客など幅広い業種で活用されており、印刷部数が多くなるほど単価は低減します。
用紙は「コート紙」「マット紙」「上質紙」などから選ばれ、表面の光沢や紙の厚みによっても価格が変動します。例えば、耐久性を求める場合は厚手の紙を選ぶ必要があり、その分コストも上がります。両面印刷にすると、片面の1.5~2倍程度の費用を見込んでおくとよいでしょう。
名刺印刷
名刺は主に100部単位で発注されることが多く、片面モノクロであれば約500円、両面カラー・特殊加工付きでは1,500円を超えることもあります。相手に強い印象を残したい場面では光沢紙・マット紙の使い分けや厚手仕様などを選ぶケースも増加しています。
また、ロゴ入り・顔写真入り・QRコード付きといったデザイン性の高い名刺は、データ作成費や印刷コストが上乗せされます。角丸加工、エンボス加工、箔押しなどのオプションはブランド感を高める反面、価格に大きな影響を与えるため慎重な選定が必要です。
封筒の宛名印刷
角形2号や長形3号といった汎用サイズの封筒は、500部で約5,000円前後が目安です。紙質や透け防止加工の有無、封筒の色(クラフト・白・カラー)により若干価格が上下します。
ロゴ印刷やカラー印刷、窓付き封筒、テープ付き封筒など仕様が増えると追加費用が発生します。また、内容物との相性(厚みや重さ)を考慮した耐久性のある封筒選びも、間接的にコストの妥当性につながります。
パンフレット印刷
パンフレットは、デザイン制作から印刷・製本まで含めたトータルコストで考える必要があり、A4サイズの8ページ構成・フルカラー100部で2.5万円〜10万円が目安です。
内容が写真中心か文字中心かによってデザイン費が変動するほか、中綴じ or 無線綴じ、PP加工やUVニスなどの仕上げ処理を加えるかどうかで費用に差が出ます。特に展示会や営業資料などでは、見栄えや耐久性を高める加工を施すケースも多くなります。
冊子印刷
冊子はパンフレットに比べてページ数が多く、A4サイズ・20ページのフルカラー印刷を100部制作する場合、2万〜3万円程度が相場です。仕様によっては5万円を超える場合もあり、特に中綴じ・無線綴じ・PUR製本など綴じ方で耐久性と価格が変わります。
冊子はマニュアルや社内報、学術資料、教育機関の教材など、読みやすさ・保管性が求められる用途で利用されます。製本の種類や用紙の厚み、表紙の装丁によっても印象が大きく変わるため、用途に応じた最適な設計が不可欠です。
原稿の最終チェック|誤字・脱字や不要な要素の削除
最も基本かつ重要な準備が「原稿の見直し」です。誤字・脱字があるまま印刷を進めてしまうと、再印刷による時間ロスや追加コストが発生する可能性があります。特に冊子やカタログなどページ数が多い印刷物は、誤りの見逃しが多くなるため、複数人でのクロスチェックが推奨されます。
また、レイアウト上の無駄な装飾や使用していないデザイン要素も、印刷データに残っていると意図しない仕上がりになってしまうケースがあります。印刷前には「内容の正確性」と「視認性の高い構成」を意識し、デザインを整えるようにしましょう。
カラーデータのCMYK変換と色校正の確認
フルカラー印刷を依頼する際は、必ずRGBではなくCMYK形式でデータを作成・変換する必要があります。RGBはWeb表示用のカラー形式であり、印刷時には色味が大きく変化してしまうため、印刷業界の基準であるCMYKへの変換が必須です。
変換時には「くすみ」や「色ズレ」が起こることがあるため、**色見本や校正刷り(プルーフ)**を確認することで、完成イメージとのギャップを最小限に抑えることができます。重要なビジュアル素材を含む場合には、色合わせの指示を具体的に伝えることもポイントです。
解像度とファイル形式の最適化
印刷データの解像度が不足していると、仕上がりがぼやけたり粗くなったりする恐れがあります。一般的に、画像の解像度は350dpi以上が推奨されており、特に写真やイラストを多く使う印刷物では重要です。
また、ファイル形式についても注意が必要です。PDFは印刷会社が最も受け入れやすい形式ですが、Illustrator(.ai)やPhotoshop(.psd)での入稿にも対応している会社もあります。各社の入稿ルールを事前に確認し、それに準じたデータ準備を進めましょう。

大阪府内を拠点とする印刷会社についてご紹介しましたが、印刷会社によっても得意とする分野や費用相場はさまざまです。どのような印刷物を作りたいかを明確にし、印刷会社へ依頼する際にはイメージを共有できるようにしておく必要があります。本記事でもご紹介したように、印刷会社を選ぶときのポイントを参考に自分にあった会社を選んでみてください。
しかし、自社の要望に合った印刷会社を探す時間を確保しにくく、どこの印刷会社に依頼するべきか悩む場合もあると思います。
そのような場合は、自分が見つけたい希望の会社とのマッチングをサポートしてくれる「レディクル」の利用がおすすめです。レディクルでは、予算や希望する内容をコンシェルジュに相談するだけで、要望に合った企業をすぐにご紹介できます。ぜひお気軽にご相談ください。